母子家庭で車の免許を取るなら、割引のある教習所がおすすめ

車はあると便利ですよね。比較的交通の便の良い都会に住んでいても、買い物やちょっとした移動など、車があると助かる、便利、ということはたくさんあると思います。地方や田舎の移動に不便な所に住んでいるのであればなおさらで、車がないと生活できない、という人もいるでしょう。

母子家庭の方でも、子供の学校の送り迎えや自分の通勤、買い物など、車が必要、あるいはあった方がいい、と感じることは少なくないですよね。

ただ、母子家庭になる前は専業主婦で免許を持っていなかった、でも母子家庭になってどうしても免許が必要でとらなくちゃいけない、となった時、問題になるのは教習所にかかるお金でしょう。

教習所にかかるお金は昔から高く、年を追うごとに上がっていって、今ではオートマ限定で30万円くらい、マニュアルで35万円くらいが相場で、かなりの高額ですから、誰でも簡単に、というわけにはいかないでしょう。

学生さんであれば、アルバイトして貯めて、というともできるでしょうけど、経済的に苦しいことの多い母子家庭にとっては、おいそれと出せる金額ではないですよね。

日本には母子家庭を経済的に支援してくれる色々な優遇制度や割引制度がありますが、では教習所の費用についてはどうでしょうか?

そこで、母子家庭に料金を割引してくれる教習所があるのか、調べてみました。

目次

母子家庭に料金を割引してくれる教習所

それぞれの教習所は基本的に単独での経営ですから、教習料金や教材費などは全国一律ではなく、教習所ごとに独自に決めています。割引についても同じで、母子家庭に料金の割引をするかどうか、いくら割引かは各教習所の判断ということになります。

色々調べていくと、母子家庭の方、ひとり親家庭の方の料金を割引してくれる教習所は確かにありました。その中からいくつか例をあげて見ていきますね。

上武自動車教習所

埼玉県本庄市にある教習所です。免許を取るまでにかかる基本的な料金と母子家庭の方への割引は、以下の通りです。

・基本料金

 AT車:283,000円(税込)
 MT車:294,800円(税込)

・母子家庭の方への割引

 5,500円(AT車、MT車共通)

柳瀬橋自動車教習所

群馬県藤岡市にある教習所です。免許を取るまでにかかる基本的な料金と母子家庭の方への割引は、以下の通りです。

・基本料金

 AT車:325,050円(税込)
 MT車:340,230円(税込)

・母子家庭の方への割引

教習所に問い合わせて確認することになっています。

→ 確認したところ、30,000円割引になる、ということでした。

南渋川自動車教習所

群馬県渋川市にある教習所です。免許を取るまでにかかる基本的な料金と母子家庭の方への割引は、以下の通りです。

・基本料金

 AT車:325,050円(税込)
 MT車:340,230円(税込)

・母子家庭の方への割引

教習所に問い合わせて確認することになっています。

館林自動車教習所

群馬県館林市にある教習所です。免許を取るまでにかかる基本的な料金と母子家庭の方への割引は、以下の通りです。

・基本料金

 AT車:290,180円(税込)
 MT車:304,370円(税込)

・母子家庭の方への割引

20,000円(AT車、MT車共通)

群馬県の自動車教習所に母子家庭の方への割引が多いのは、群馬県が県として、「ひとり親家庭の方を支援する制度」を進めているからで、上にあげた教習所以外にも、群馬県にある教習所の多くで母子家庭の方への割引を実施しています。

割引額は教習所に確認しないといけないのはちょっと面倒ですが、電話やメールで簡単に聞くことができるので、空いた時間に確認できますね。

また、館林自動車教習所の場合はちょっと特殊で、舘林市が教習所の費用の一部を払ってくれることになっていて、その金額が20,000円、ということです。

母子家庭の教習所の割引、申し込み方法は?

教習所の割引の申し込み方法は難しくはありません。申し込み時に各教習所が決めた書類を申込書と一緒に提出しますが、たいていは1種類の提出で済みます。

母子家庭で割引や優遇制度を受けようとすると色々な書類が必要になって疲れてしまいますが、教習所の割引はそれに比べると楽ですよね。

上武自動車教習所

申し込み時に世帯全員の住民票を提出

柳瀬橋自動車教習所

教習所に確認することになっています。南渋川自動車教習所も同じです。

館林自動車教習所

割引は市からの支援になるので、市に申請し、こども福祉課で発行する証明書を発行してもらう必要があります。その証明書を館林自動車教習所に行くと料金が割り引かれる、というしくみです。

市に申請するので、用意する書類はいくつかあります。

・児童扶養手当証書
・母子・父子家庭であることを確認できる戸籍謄本
・窓口に来る人の身分証明書(マイナンバーカード、運転免許証など。写真付きでない場合は、健康保険証・診察券など2点)

この辺は、相手がお役所なので仕方がない、というところでしょうか…. でも20,000円の割引は大きいですから頑張りましょう。

以上、母子家庭に割引のある教習所について調べてみましたが、はっきりと「母子家庭の方に料金を割引」と明言している教習所はあまりありません。

でもその代わり、母子家庭に限定しなくても利用できる割引がどこの教習所にも色々と用意されているので、まずそちらを確実に利用するようにしたいですね。

母子家庭以外に教習所が用意している割引とは?

多くの教習所が用意している割引としては、

・学割(学生限定割引)
・早割(早期申し込み割引)
・紹介割(紹介する側、される側)
・家族割(兄弟、姉妹で入校の場合に適用)

があります。

早期割引がある教習所なら、始めるのを割引がきく時期にすればいいですよね。また、紹介割がある教習所なら、免許を持っているママ友が通った教習所を選び、紹介してもらう、という方法もあります。兄妹があり、一緒に入校すれば、家族割も受けられます。

さらに、これらの割引は重複して受けられるので、早割、紹介割、家族割全部が利用できれば、かなりの割引になるでしょう。

また最近では、申し込みをネットで受け付けている教習所も増えてきて、ネットで申し込めば5,000円くらいの割引になります。

このほかにも、

グループ割(少人数同時申し込み割引)
団体割(多人数同時申し込み割引)
地域割(特定の地域にお住いの方にのみ)

などがあり、条件に合えば割引が受けられるようになっています。

いずれにしても、どんな割引があるのか、まずは教習所に確認、ですね。

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