特別に嫌なことがあったわけでもない。
明日が決まって不安なわけでもないのに、夜になると急に胸のあたりが落ち着かなくなることがあります。
考えようとすると理由は見つからないのに、なぜか不安だけが残っている。
そんな夜に、「自分はおかしいのでは」と感じてしまう人も少なくありません。
先に結論を言うと、理由もなく不安になる夜は、心が弱いから起きるものではありません。
多くの場合、昼間に抑えていたものが、夜になって表に出てきているだけです。
この記事では、不安を消そうとせず、なぜ夜に不安が出やすいのかを整理して、少し楽になる考え方を書いています。
- 夜に不安が強くなる理由
- 理由が分からない不安の正体
- 今夜できる小さな対処
- 不安と付き合うための考え方
夜に不安が出てくるのは、よくあること
昼間は何とかやれていたのに、夜になると気持ちが不安定になる。
これは珍しいことではありません。
夜は、
- 刺激が減る
- 一人の時間が増える
- 考え事が浮かびやすくなる
という環境がそろいやすく、心の中のものが目立ちやすくなります。
理由1:昼間に抑えていた気持ちが出てくる
日中は、やることや周囲への対応で精一杯になりがちです。
その間、
- 不安
- 心配
- 違和感
を後回しにしていることがあります。
夜になると、それらがまとめて表に出てくるため、「理由の分からない不安」として感じられます。
ここで確認
理由が分からない不安は、
本当に理由がないのではなく、言葉になっていないだけの場合が多いです。
理由2:体と心のエネルギーが下がっている
夜は、一日の終わりでエネルギーが下がっています。
その状態では、物事を前向きに処理する力も弱くなります。
すると、
- 小さな心配が大きく見える
- 漠然とした不安が強くなる
といったことが起きやすくなります。
理由3:「考える時間」が急に増える
布団に入ると、急に考え事が始まる。
これは、外からの刺激が減り、内側に意識が向くためです。
考えること自体が悪いわけではありませんが、
疲れている状態で考えると、不安に引っ張られやすくなります。
理由もなく不安な夜は、答えを出さなくていい
ここで大事なことを一つ。
理由もなく不安な夜は、答えを出そうとしなくていいです。
その夜の思考は、疲れの影響を強く受けています。
正しい結論を出そうとすると、余計に不安が広がることがあります。
言い換え
× 不安の原因を突き止めなきゃ
○ 今は不安が出やすい時間帯
○ 判断は明日に回していい
今夜できる、小さな対処
① 不安を整理しようとしない
今夜は、原因分析をしなくて大丈夫です。
「不安があるな」と気づくだけで十分です。
② 体に意識を戻す
呼吸、足の感覚、布団の重さ。
体の感覚に意識を向けると、頭の動きが少し落ち着きます。
③ 明日の自分に預ける
「これは明日考えよう」と決めて、今夜の自分を休ませます。
それでも不安が続くとき
不安な夜が何日も続く、眠れない日が増えている。
そんな場合は、ひとりで耐え続けなくて大丈夫です。
人や仕組み、専門機関を使うことは、現実的な選択です。
大切な注意
この記事は医療的・心理的な診断や治療を行うものではありません。
不安が強く続く場合は、専門機関や相談窓口の利用も検討してください。
まとめ:理由もなく不安な夜は、休む合図
理由もなく不安になる夜は、あなたが弱いからではありません。
- 昼間に抑えていたものが出てきた
- エネルギーが下がっている
- 考える時間が増えた
その結果、今、不安を感じています。
今夜は、答えを出さなくて大丈夫です。
不安があるままでも、休んでいい夜です。
