子供が小さい時に母子家庭になり、あずけ先がない場合、仕事は家でしたいと考える人は多いと思います。
でも家で出来る仕事はどんな職種があるのか、どこで見つければいいのか、経験がないとすぐには分からないですよね。
そこでこの記事では、母子家庭が家で出来る副業は何があるか、そしてその中でも女性におすすめの仕事をお伝えします。
家で出来る副業、子育て中の女性でもできる仕事は?
母子家庭の方が子育てをしながら家で出来る副業は、どれくらいあるのでしょうか?
昔は家でする副業というと、かなり仕事の種類は限定されていましたが、今は状況は大きく変わり、様々な仕事を見つけることができます。その中でも、家で出来る副業と聞いてぱっと思いつくのは、パソコンを使った仕事でしょう。
パソコンを使い、いわゆるオンラインでできる仕事は今は沢山あり、その中から自分に合った、自分でもできそうな仕事を選ぶ、そうして家で出来る副業を始める人が増えてきてます。
また、スマホだけでも出来る仕事もあります。アンケートへの回答やインスタグラム、ツイッターへの投稿作業、チャットレディなどで、スマホ1台あれば仕事になり、最近話題のライバーと呼ばれる動画配信も、スマホがあれば簡単に始めることができます。
パソコンがあると仕事の種類が広がります
スマホだけでも家で出来る副業は色々ありますが、パソコンを持てば仕事の種類は大きく広がります。
パソコンを使った家で出来る副業としては、webライター、webデザイナー、オペレーター、講座講師などがあり、いずれも腕を上げていけば、得られる報酬も増えていきます。
スマホで出来る仕事とパソコンでする仕事の一番の違いは、何と言っても得られる報酬です。スマホでの仕事は手軽にできる反面、報酬はかなり安く設定されているので、母子家庭の方が家で出来る副業としてみても、割に合わないことがほとんどです。
パソコンを使う場合は、wihiも必要
初期費用がかかりますが、パソコンを使った仕事をするのであれば、オンラインでつなぐためのwihi設備が必要になってきます。
昔は電話回線を使っていましたが、今はwihiが一般的でしょう。専用の回線を引くのは費用がかさむので、携帯電話会社のwihi機材を使ったり、ケーブルテレビを契約しているのであれば、その回線を利用することもできます。
また、スマホのデザリングでもwihiは十分可能です。データ通信の容量を使うので、副業として仕事をするのであれば容量を増やした方がいいかもしれませんが、容量を増やしても新しくwihi環境を整える費用より安く済むことがほとんどです。
家で出来る副業、仕事選びの注意点とは?
家で出来る副業選びでは気をつけたいことの一番は、「すぐに稼げる」「簡単に稼げる」などの文言がある仕事は避けること、です。
『うまい話には落とし穴がある』は昔も今も同じで、そんな簡単にお金が稼げるはずはありません。「すぐに」あるいは「簡単に」は、確かに興味を惹かれますが、世の中甘くはありません。絶対に引っかからないようにしましょう。
最近は、LINEに誘導し、講座を受講したら仕事がもらえる、という誘いもあります。
これは、この講座を受講させるのが目的で、受講料はかなり高額です。そして受講料を払って受講はしたけど、いくら待っても仕事がこない、というやり方です。
こうした仕事をオファーしている会社がきちんとした会社かどうが見分けるには、メールや求人に、会社名、住所など記載されているか確認し、検索して実在する会社なのか調べます。
会社名や住所がないオファーは言うまでもなく、怪しいです。また、住所で検索すると、マンションだったり、ひどいときは山の中、畑の真ん中ということもあり、会社は実在しない可能性大です。
実際、母子家庭で在宅で仕事をしている方の話では、LINEへの誘導でいい仕事を見たことがない、とのことでした。
また、会社は実在しているものの、仕事をしたものの報酬が払われない、というトラブルも少なくありません。
回避する方法としては、雇用契約書業務委託契約を取り交わしすることで、報酬が支払われない場合に法的な効力があります。
今は、ネットで簡単に会社の評判や口コミを調べることができるので、仕事を決める前に、しっかり確認しておきましょう。
家で出来る副業、女性におすすめの仕事4選
webライター
webライターは簡単に言うと、webサイト用の記事を書く仕事です。特に資格もいらないので、基本、誰でもできます。クライアントから指示された記事を執筆することで報酬をもらいます。いわゆる出来高制ですね。
記事の種類は様々で、報酬は記事のクオリティや文字数で変わってきます。
記事のクオリティというのは、医学や工学などの専門的な内容であったり、クライアントの望むレベルに合っているか、といったことです。文字数は、文字の数が増えるほど報酬も高いのが一般的です。
家で出来る副業として女性におすすめの理由は、クライアントからの依頼には、子育てや家事の経験を生かした記事の案件が結構あるからです。
子育てや家事のことなら、母子家庭の方なら経験をもとに記事が書けるし、実体験の話はネットでは貴重なので重宝されます。また、ママライターを募集しているクライアントもいるほどです。
webデザイナー
記事を書くよりも、絵を描いたりデザインを考えたりするのが好きという方は、webデザイナーがおすすめです。
ただし、webデザイナー未経験者が始めるのは簡単ではありません。webデザインのイロハから学ぶ必要があり、デザインのためのツール(プログラム)も使いこなせるようにならないといけないので、未経験者がwebデザイナーになるには専門の講座を受ける必要があります。
そういったことから、webデザイナーは収入がすぐにほしい人には向いていない仕事と言えますが、最近は癒しブームで女性らしい視点とやわらかい感性を求めている企業が多く、仕事としては増えてきているので、将来性が見込める分野です。
また、デザインの仕事は時間がかかる、専門性が必要といったことから、webライターよりも報酬が高いので、長い目でみて在宅の仕事をしたい母子家庭の方におすすめの仕事です。
ひとつ注意点をあげるとすれば、もしパソコンはこれから買うというのであれば、パソコン上でイラストレーターやフォトショップというデザインツールを使うので、容量の多いパソコンを選びましょう。
テレホンアポインター
テレホンアポインターはお客様からかかってきた電話の応対をする仕事で、多くの企業でお客様対応として使われています。社員や派遣でこの仕事をしたことがある人もいるかもしれないですね。同じことを自宅、在宅でも副業としてすることができます。
クライアントと契約を結び、自宅で電話やパソコンを使い、テレホンアポインターとして仕事をします。
未経験者で心配なのは応対だと思いますが、基本的な応対マニュアルが完備されているので、最初はマニュアルに従って進めることができるようになっています。
テレホンアポインターは女性が圧倒的に多いですが、それは女性の声の方が明るく、優しい口調に聞こえるからでしょう。企業も女性の採用率が高いことから、家で出来る副業としても、求人は多くみられます。
ただ声を出す仕事なので、母子家庭で子どもが近くにいると出来ない、子供が寝ていても声で起きてしまう、といった難しさがあり、仕事部屋を確保できるか、子供が自分の身の回りのことができて静かに過ごせる、という人でないと難しいかもしれません。
事務
会社勤めで事務仕事の経験がある方やWordExcelが使える方は、事務の仕事は家で出来る副業になります。会社が稼働する9時〜18時での仕事が多く、基本は時給制です。
女性で黙々と入力する作業が好きな方や、決まった時間に仕事ができる人におすすめですが、長い時間拘束されるので、母子家庭の方には難しいかもしれません。
事務職は細かな配慮ができる人が求められることから、細やかな気配りができる女性の方が事務職に向いていると言えます。
家で出来る副業はどこで探すことができる?
母子家庭が家で出来る仕事は、スマホやパソコンで「在宅ワーク」などと検索すると沢山出てきます。ツイッターやインスタ、LINEなどで見つかる仕事は安全でない仕事も混じっていることが多いので、避けた方が賢明です。
家で出来る副業を探すには、次の3つがおすすめです。
求人案内
大手求人サイトのマイナビやIndeedなどです。求人サイトのホームページを開き、「在宅ワーク」で検索すると仕事を探せます。
たくさんありすぎて何に決めたらいいか迷うかもしれませんが、まず自分はどんな仕事なら出来るのか、条件などを見ていきましょう。
自分にはなんのスキルもないからといって諦める必要はありません。未経験可の募集も一杯あります。ひとつずつ、こまめに求人をチェックするのが自分に合った仕事を見つけるコツです。
クラウドソーシング
ネット上で仕事をしてほしい人(クライアント)と仕事を探す人(働く人)とをつなぐ場がクラウドソーシングで、大手であるクラウドワークスやランサーズといった名前を聞いたことがある人もいるかもしれないですね。
仕事の探し方は簡単です。まずクラウドソーシングに登録します。登録が承認されればすぐに仕事を探すことができます。やってみたい仕事が見つかれば応募して仕事をする、という流れです。
仕事の種類はたくさんあり、専門性の高い仕事から、アンケートに答えるといった誰でもできる仕事まで様々です。先に紹介したwebライターやwebデザイナーの仕事は、このクラウドソーシングで捜すことができます。
報酬も仕事によってまちまちで、1件10円の仕事もあれば、数万円の仕事もあります。また、レベルアップすることで報酬を増やしてもらえることもあり、そうなるとやる気も出てきます。
仕事のやり取りや報酬の受け取り等、基本すべてネットで完結するので、在宅ワークや家で出来る副業として今では多くの人が利用しており、時間的制約の多い母子家庭に向いている仕事と言えるでしょう。
派遣登録
家で出来る仕事の中でも比較的安定した収入がほしい場合は、派遣会社に登録し在宅の仕事を探すのもいいでしょう。
派遣は週に20時間以上の勤務が必要になってきます。そのため、決まった時間に仕事が出来る人でないと難しいかもしれません。
安定した収入が得られることから、家で出来る仕事の中でも派遣は人気があり、求人があってもすぐに埋まってしまうので、もし派遣の仕事を探しているのなら、見つけたらすぐに応募するようにしましょう。
家で出来る副業、女性ができる仕事は増えています
仕事をするためには外に働きにいかなければ、というのはもう昔の話になりつつあります。ネットの普及や昨今のライフスタイルの変化もあり、こちらから会社にいかなくても仕事ができるようになりました。
女性が家で出来る副業もどんどん増えています。そして、母子家庭でも仕事が見つからずに困る、ということも少なくなりました。
しかしその反面、あやしい仕事も同じように増えてきているので、仕事選びは慎重になる必要があります。
さらに、webライターやwebデザイナーをはじめとするクラウドソーシングの仕事は基本、完全出来高性なので、安定した収入を得るにはある程度継続する必要があります。
そのため母子家庭で家で出来る副業は、まずお小遣い程度を稼ぐところからはじめ、徐々に収入をアップしていくのが、時間はかかりますが一番堅実な道ではないでしょうか。
すぐに稼げる、などという言葉に惑わされないように、地道にコツコツ積み上げていきましょう。