ドコモの子育てサポート割引は、ドコモを利用している母子家庭をはじめとするひとり親世帯にとって、出費を抑えてくれる大変助かるサービスです。
割引の金額は最大で月額1,870円ですが、それでも年間で約22,000円にもなり、少しでも出費を抑えたい母子家庭にとっては利用しない手はない、と思えますよね。
ただ、どのような割引サービスにも巧妙なトリックがあって、メリットばかりに気を取られていてデメリットがあったのに後から気づいた、ということがよくあります。
ドコモの子育てサポート割引も例外ではありません。同じようにデメリットがあり、場合によっては利用しない方がトータルの支払いが少なくなるというケースもあり、注意が必要です。
そこでここでは、ドコモの子育てサポート割引にはどのようなデメリットがあるか、詳しく見ていきます。
ドコモの子育てサポート割引のデメリット、使える人が限られる
ドコモの子育てサポート割引は、ひとり親世帯のみを対象にしているのがデメリットです。夫婦で子育てをしている場合には割引を適用することはできません。
ですが、これはそもそもの目的が「ひとり親世帯」の支援ですから、デメリットと言ってもそれは夫婦で暮らしている世帯に限定される話です。
注意したいのは、離婚して子育てをしている間はドコモの子育てサポート割引を利用できますが、結婚して夫婦になった、つまりひとり親世帯ではなくなった時点で利用できなくなる点です。
今後再婚したいと思っている人にとって、これはデメリットになるでしょう。
ドコモの子育てサポート割引と他の割引の組み合わせ
ドコモの子育てサポート割引は、子育て中の家庭にとって大変魅力的なサービスですが、他の割引との組み合わせには注意が必要です。
子育てサポート割引と他の割引、どちらがお得？
ドコモの子育てサポート割引は、月額料金の一部を割り引くサービスです。しかし、他の割引サービスと比較してどちらがお得なのかは、利用状況や契約内容によります。
例えば、大量のデータを使用する場合、データ量に応じた割引が適用されるサービスの方がお得になることもあります。一方、通話料が多い家庭では、通話料に対する割引が適用されるサービスの方がお得になることもあります。
どちらがお得かは、自分の利用状況をしっかりと把握し、それに基づいて判断することが重要です。
他の割引との併用が難しい理由
ドコモの子育てサポート割引は、他の割引との併用が難しいというデメリットがあります。これは、子育てサポート割引が適用されると、他の割引が適用されない、または割引率が下がるというルールがあるからです。
例えば、データ量に応じた割引や通話料に対する割引など、他の割引サービスと併用すると、割引率が下がることがあります。また、一部の割引サービスは、子育てサポート割引と併用することができません。
どの割引を利用するかを決める際には、各割引のルールを理解した上で、自分の利用状況に最も適した割引を選ぶことが重要です。
ドコモの子育てサポート割引のデメリット、ほかの割引が使えない
どこの携帯電話会社でも、ユーザー獲得のため様々な割引制度を用意しています。ドコモも同じで、ホームページを見ると、色々な割引サービスが並んでいます。
ドコモの子育てサポート割引は、こういった他のドコモの割引サービスとは併用できない場合があります。
「みんなドコモ割」や「ずっとはじめてスマホ割」のように利用料が大幅に割引になるサービスだけでなく、「おしゃべり割」や「5Gギガホ音声割」も適用外になり、利用することができなくなります。
また、「ハーティ割引」もドコモの子育てサポート割引と併用できません。
「ハーティ割引」以外はドコモの子育てサポート割引が優先され、「ハーティ割引」に該当する場合には「ハーティ割引」が適用されます。
場合によっては、子育てサポート割引よりほかの割引を組み合わせた方が結局安くなる、ということもあるでしょう。
どの割引を組み合わせたら一番安くなるのか、販売店で確認することもできますが、ドコモのホームページで料金のシミュレーションをすることができるので、自分でも確認ができます。
子育てサポート割引を利用すると、ドコモの割引サービスをお得に利用できないケースがあるので注意が必要です。
ドコモの子育てサポート割引のデメリット、手続きが面倒
ドコモの子育てサポート割引に申し込むときには、子供の本人確認書類を提出して登録することが求められます。そのため、マイナンバーカードや療育手帳、健康保険証などの生年月日がわかる本人確認書類を用意する必要があります。
生まれて間もない子供の場合には、本人確認書類がなくて手配に苦労するかもしれません。
ドコモの子育てサポート割引の契約をするのに手間がかかるのも、デメリットと言えます。
子育てサポート割引の申し込み手続き
ドコモの子育てサポート割引を利用するためには、事前に申し込み手続きを行う必要があります。
必要な書類とその準備方法
子育てサポート割引の申し込みには、いくつかの書類が必要です。まず、身分証明書として運転免許証やパスポートなどが必要です。また、子育て中であることを証明するための書類も必要となります。これには、子どもの健康保険証や母子手帳などが該当します。
これらの書類は、申し込み時にドコモショップのスタッフに提示する必要があります。また、申し込みはドコモショップで直接行うか、ドコモの公式ウェブサイトから行うことができます。
手続きの流れとポイント
子育てサポート割引の申し込み手続きは、以下の流れで行います。まず、必要な書類を準備します。次に、ドコモショップに行き、スタッフに申し込みたい旨を伝えます。スタッフは、申し込み手続きを進めてくれます。このとき、必要な書類をスタッフに提示します。
手続きが完了すると、子育てサポート割引が適用されます。この割引は、申し込みから次の月の初めから適用されます。また、割引は自動的に更新されるため、毎年手続きを行う必要はありません。
ドコモの子育てサポート割引のデメリット、特典の解約が必要
ドコモの子育てサポート割引には、キャンペーンによってdキッズやdフォトなどの無料利用サービスが付帯していることがあります。
これらのサービスは通常は毎月決まった利用料がかかるのですが、キャンペーンなどで無料で利用できるようになっていることがあります。
特典サービスは魅力的なのは確かですが、期間が決められているのが一般的です。期間終了の時点で特典サービスの解約を忘れると、翌月から支払いが必要になります。
無料で利用できる期間は1ケ月のサービスもあれば、中には13ケ月といった長期間の無料特典もあります。13ケ月もあると利用していることを忘れてしまいがちです。
気づいたら多額の費用がかかっていたというケースもあるので注意しなければならないでしょう。
子育てサポート割引の特典サービス
ドコモの子育てサポート割引には、割引だけでなく、さまざまな特典サービスがあります。
特典サービスの魅力と注意点
子育てサポート割引の特典サービスには、子育てに役立つ情報提供や、子ども向けのコンテンツが無料で利用できるという魅力があります。例えば、子育て情報サイトへの無料アクセスや、子ども向けアプリの無料利用などが可能です。これらの特典は、子育て中の親にとって大変便利で、子どもの成長をサポートします。
しかし注意点として、一部の特典サービスは利用開始後一定期間が経過すると有料になることがあります。そのため、特典サービスを利用する際には、利用条件をよく確認し、必要に応じて解約手続きを行うことが重要です。
特典サービスの解約方法
子育てサポート割引の特典サービスを解約する方法は、サービスにより異なります。一部のサービスは、ドコモの公式ウェブサイトから解約手続きを行うことができます。また一部のサービスは、サービス提供元のウェブサイトから解約手続きを行う必要があります。
解約手続きは、通常、サービスの利用開始日から一定期間内に行う必要があります。解約手続きを行わないと、一定期間が経過した後にサービス料が発生することがあります。特典サービスを利用する際には、解約方法と解約期限を確認し、忘れずに手続きを行うことが重要です。
ドコモの子育てサポート割引のデメリット、いつ廃止されるかわからない
サービスが廃止されるリスクについても、ドコモの子育てサポート割引を利用するときには注意が必要です。
ドコモの子育てサポート割引はいつ廃止されるかは不明です。サービスが廃止された場合にはドコモの子育てサポート割引の適用が終わり、通常のプランに移行することになります。
最終月になった時点でドコモを使うか、他に乗り換えるかを検討しなければなりません。
サービスが廃止されるのに気づいていないと、割引前の費用を請求されるのもデメリットでしょう。
子育てサポート割引の廃止リスク
ドコモの子育てサポート割引は、大変魅力的なサービスですが、その一方で、サービスがいつ廃止されるかは予測できません。
廃止リスクとその対策
子育てサポート割引の廃止リスクは、ドコモのビジネス戦略や市場環境の変化によります。例えば、競合他社の割引サービスの変化や、通信業界の規制の変化などが影響を与えることがあります。
このようなリスクに対する対策としては、ドコモの公式ウェブサイトやニュースリリースを定期的にチェックし、最新の情報を得ることが重要です。また、割引サービスの変更や廃止が発表された場合、早めに他の割引サービスに切り替えるなどの対策を考えることも重要です。
廃止時の対応策
もし子育てサポート割引が廃止された場合、その対応策としては、他の割引サービスに切り替えることが考えられます。ドコモにはデータ量に応じた割引や通話料に対する割引など、さまざまな割引サービスがあります。その中から自分の利用状況に最も適した割引を選ぶことが重要です。
そして割引サービスの切り替えには、新たな申し込み手続きが必要となるため、早めに手続きを行うことが重要です。
ドコモの子育てサポート割引のデメリット、利用前にしっかり理解
ドコモの子育てサポート割引はお得なサービスなのは確かですが、利用できる条件が厳しく、適用外になってしまうこともよくあります。
また、他のお得な割引サービスを併用しにくいのも問題点です。
デメリットを考慮すると、必ずしもドコモの子育てサポート割引がベストではない、と考えた方が良いかもしれません。
利用料だけ見れば、楽天モバイルなどドコモより安いところは色々とあります。でもドコモにはドコモのよさがあり（実際の通信エリアなど）、長い間ドコモを使っている人に対しては、相応のサービスも用意されていて、必ずしも乗り換えがベストとは言えないでしょう。
ドコモの子育てサポート割引を利用する場合には、いつ廃止されるかわからないという点も念頭に置いて、デメリットを被らないように注意して使っていきましょう。