在宅ワークで動画編集をしている人の収入は?

在宅ワーク、副業の仕事として今、依頼が急増しているのが動画編集です。

動画編集というと、以前は映像関係の会社の仕事というイメージでしたが、今は大きく変わりました。SNSでの投稿、Youtube、企業広告など、動画を利用する場面が増えてきたからです。

そしてそれに伴って、動画編集の仕事も急増している、というわけです。

母子家庭の方でも、FacebookやInstagramなどに、スマホで撮った動画をアップしている人は多いのではないでしょうか?そしてアップする前に、自分でちょこちょこっと手を加えたりしていませんか?

それも言ってみれば動画編集ですよね。

また、動画編集は専用の機材が必要と言われたのはもう過去の話、今はパソコンと編集ソフトがあれば誰でもできる、と言えるくらい、副業としても始めやすくなっています。

これは、元々の動画がネットで扱えるようになったことも大きく関係しているでしょう。

動画編集の仕事には色々あり、その名の通り、編集をしたり、今はサムネイルの作成やケバ取りといった作業もありますが、大別すると、定型化された仕事(誰でも結果が同じになる仕事)と、編集者のスキル、センスが問われる仕事、この2種類に分けられるでしょう。

そして動画編集の収入も、それによって大きく変わり、副業でも会社員の給料並みの収入がある人もいます。

では、動画編集はどれくらいの収入があるのでしょうか?

そこで、実際に副業で動画編集の仕事をしている人に、どんな仕事をしていてどれくらいの収入があるのか、聞いてみました。また、動画編集を始めたけどやめてしまった人もいたので、その理由なども聞いてみました。

母子家庭で在宅ワーク、副業として、これから動画編集を始めたいと思っている人の参考になれば、と思います。

目次

在宅ワークで副業で動画編集をしている人のプロフィール

今回話を聞いた、在宅ワーク・副業で動画編集をしている人のプロフィール(性別、年代)です。

性別

女性、男性とも同じくらいの人数でした。動編編集は男女関係なくできる仕事、ということでしょう。

年代

男女別の年代です。

女性

男性

男女とも、どちらかと言うと若い年代の人が動画編集の仕事をしているという結果でした。若い年代の人は、早くから動画に馴染んでいるからかもしれません。

次に収入です。

在宅ワークで副業で動画編集をしている人の収入

在宅ワークで動画編集をしている人の収入は、このようになりました。わかりやすいように、月収でまとめてあります。

全体

今回話を聞いた人全体の収入です。

1,000円以下から100,000円以上までと、収入にはかなり差があることがわかります。詳しい収入は最後の章で見ることができますが、300,000円くらいの収入がある人もいました。

男女別で収入を見てみました。

女性

男性

男性の方が収入が高めの傾向がありました。

次に、動画編集を続けている人、やめた人、それぞれの収入です。

動画編集を続けている人とやめた人の収入

続けている人とやめた人の割合

今回話を聞いた人に、今も動画編集の仕事を続けているか、それともやめたか聞いてみたところ、こうなりました。

半数近くの人が、動画編集の仕事をすでにやめてしまっていることがわかりました。続けている人の収入と、やめた人の収入を見てみると

続けている人の収入

やめた人の収入

続けている方に収入が高い人が多いですが、収入が低くても続けている人が全体の半数近くいました。続けているのは収入だけが理由ではなさそうです。

また逆に、そこそこの収入があってもやめた人もいて、その理由が知りたいですよね。

そこで、続けている人、やめた人の理由を聞いてみました。

動画編集の仕事を続けている理由

動画編集の仕事を続けているのには色々な理由がありましたが、大きく分けるとこのようになりました。

「仕事が気に入っている」「これからも使えるスキル」の2つで続けている理由の半分を占めました。

「仕事が気に入っている」というのは、動画編集という作業が自分に合っている、創作的な作業が好き、ということでしょうか。また、「これからも使えるスキル」動画編集はこれからもどんどん伸びていく分野なので、仕事としてなくなることはなく、高い収入を望めるからでしょう。

また「空き時間にできる」は、在宅ワーク、副業ならではの理由ですね。

単純に収入が理由になっているのではないことがわかりました。

動画編集の仕事をやめた理由

動画編集の仕事をやめた理由も様々でした。大きく分けるとこのようになりました。

やめた理由の第一は「報酬が安い」でした。「手間がかかる」も、その割に報酬が低い、というのが理由でしょうから、合わせると半数以上になります。

また、動画編集は副業でやっていたが、本業が忙しくなったのでやめた、という人もいます。

こちらは、収入がやめる大きな理由になっていました。

在宅ワークで副業として動画編集を続けるには

今回、実際に在宅ワークで副業で動画編集をしている人から聞いた内容をもとに、動画編集を続けるためのポイントを考えてみます。

まずやはり、収入でしょう。ただし、仕事の内容を選ばないと、手間ばかりかかって収入はそれほどでも、となってしまいます。

一番は、いわゆる企業案件になると思いますが、誰でも見つかるわけではありません。クラウドソーシングで探してみても、仕事としては多いですが、企業の要望に応えるには高い技術、スキル、経験、知識などが必要で、始めたばかりの人ができるものではありません。

そこで、続けている理由にもありましたが、最初は簡単な動画編集から始め、徐々にスキルアップしていき、収入のいい案件を取っていく、というのが、収入の面ではオーソドックスなやり方と思います。

あとは気持ちの問題ですね。動画編集は趣味のような感じでできる、動画編集が好き、というのがベストかもしれませんが、本当は動画編集は苦手、嫌いなんだけど、という感じなら、長続きは難しいでしょう。

このようにしてみると動画編集という仕事は、母子家庭の在宅ワーク、副業としてはちょっとハードルが高いかもしれません。

もちろん本業で動画編集の経験がある、というのであれば、それは逆に強みです。仕事を選べば高い収入を期待することができます。経験はないけどこれから始めてみよう、というのであれば、経験を積んでスキルアップしていくというステップが、遠回りのようで実はいい収入を得るための近道ではないでしょうか。

在宅ワーク、副業で動画編集をしている人の生の声

今回話を聞いた、副業で動画編集をしている人の生の声です。続けている人、やめてしまった人に分けて紹介します。

動画編集の仕事を続けている人

性別
年代
仕事の内容・収入続けている理由
女性
20代
YouTube動画の編集 22件:1件あたり100円
Tiktok動画の編集1件:600円
まだ他に仕事を受けられていないからです。
女性
20代
企業の広報課に所属しているため、給与以外の報酬はありません。企業PR用の動画撮影と編集をしています。件数は10件程です。動画編集始めたばかりで、転職する理由が特に無いため。もっとスキルを身につけて、社内で1番の広報マン、動画編集マンになりたいと目指しながら日々勉強しています。
インプットを大切にしながら、価値ある動画制作をしていきたいと考えています。
女性
30代
3件 9000円単価の高い案件を受けるまではやめない予定
女性
30代
1本500円の考察系。1本100円の講義動画(アイコン消したりするのみ)。1本3000円のゆっくり動画編集です。ゆっくり動画編集のみ続けてます。クライアントさんがいい人で作った動画を褒めてくださるので、やりがいがあり続けてます。考察系は素材集めからで、時間がかかる割には単価が安くてやめました。
講義のは長期応募ではなく一つ一つの応募でした。
女性
30代
ビジネス系youtube動画の編集を行なっています。毎日投稿のため400本以上編集経験があります。月30本の編集(10分前後の素材で、テロップなし、BGMや効果音の付加と色調整など)で5万円です。編集に慣れていて、1時間未満で対応が可能なので、現在も継続しています。負担が大きければ、辞めていたと思います。
女性
50代
youtube4件 各3000円
ウェビナー10件 各6500円
企業向け教材20件 各1500円~2000円
仕事内容自体が気に入っています。元動画をカットしたり、画面を編集したり、BGMを入れたりして1本の完成動画に仕上げるのがとても気持ちいいと思います。特にカットはうまくつながるととても楽しいです。それでちょっとしたお小遣い稼ぎになるので続けています。
男性
20代
自分のチャンネル運営のみ。月収額は0円。もう少しで収益化できるので、それまで続けるつもりだから。
男性
30代
YouTube切り抜き動画:ケバ取り フルテロップ 30件  報酬:100円/分
結婚式ムービー 3件:プロフィールムービー編集 報酬:各10000円
①副収入として確立したいため。②動画編集することが好きなため。
一方で、継続案件獲得となると納期の観点で本業とのバランス、時間確保などの課題を感じている。より効率的な編集方法の模索したい。また動画編集をしている時は、夢中で取り組めるため「好きなこと」の一部であると考えている
男性
30代
ビジネス系対談動画 元素材60分 ¥12000
WEBセミナー運営会社のWEB掲載対談動画 元素材60分 ¥13200
求人サイト掲載用動画 元素材3~10分 300本¥100000
クライアント様の対応がよく、金額も納得できるものだから
男性
30代
40件程度で基本的にはYouTubeチャンネルや広告の動画制作をしています。報酬はまちまちですが、平均して4000円から5000円が単価です。本業では感じられない刺激があり、新たにコミュニケーション取ったり、新しいことを考えることが多いので純粋に楽しいので続けています。それに加えて家計の助けにもなるので、これからも続けていきたいと考えています。
男性
30代
正確には覚えていませんが200~300件はやっていると思います。映画やドラマ、MVなどを少しやったのと、コロナ禍にはYouTubeの編集などをやりました。
YouTubeは長さにもよりますが大体5000~6000円です。
仕事量減らして続けています。空いた時間に出来るのでいいお小遣い稼ぎになりますし、コロナ禍で一気にYouTubeを始める人が増えましたが辞める人が続出したのか、案件減ったので専業とはなりませんが、需要あるのは確かです。
男性
40代
動画編集の仕事で請け負った件数は40件です。一つの案件で10~20分くらいの動画ですが、報酬は一つの案件あたり1000円~2000円です。動画編集の仕事でのおおよその月収は約2万円です。空き時間に自宅で仕事ができるので本業に支障がないこと、仕事を続ければ編集スキルが向上して、より高単価な案件を受注できるようになると思い、動画編集の仕事を続けています。
男性
50代
100本以上だと思います。報酬は尺にもよりますし、ピンキリです。
多い月は、月収50~60万円くらいにはなるでしょうか。
いまの仕事は、放送局からの直接のお仕事のため、とても報酬がよく、続けています。

動画編集の仕事をやめた人

性別
年代
仕事の内容と収入やめた理由
女性
20代
一本5000円稼げない
女性
20代
CADソフトの説明 5件、50万円
授業動画作成 10件、80万円
継続案件ではなかったから
女性
30代
2人の方から仕事をいただいておりました。件数といたしましては週に4本編集し、1本1000円で契約して頂いておりました。月に16000円の収入でした。引っ越しと子供の入学があり、2件とも知り合いからの依頼だったのでお仕事を頂ける環境じゃなくなったのでやめました。
男性
20代
友達の会社の顧客向けの施工内容に説明動画、母校の授業用動画の切り貼り、字幕つけ、参考資料の挿入など。イレギュラーな仕事を単発で受けたので、仕事を辞めたわけではなく、仕事が無い状態です。時々ソフト操作を忘れないように、自分でバイク出かけた動画を編集しているだけになっています。
男性
30代
1件を報酬5000円でやりました。
動画は10分前後でした。
時間の割に報酬が見合っていないと感じたからです。また、まとまった時間が必要なので、かなり慣れるまではこれを本業の合間にやるのは厳しいと感じました。
男性
30代
動画編集件数 15件 1件2000円 総額30000円。月3件ほど受注しておりました。 月収6000円。メインの仕事が忙しくなり、現在はやれてません。
男性
30代
保育園での行事ムービーや、思い出ムービー、友だちの結婚式ムービーなどでその際は1万円いただきました。写真の枚数、撮影動画時間、子どもたちが均等に写っているかの確認まで一人で行い、動画作成に理解が得られない先生からは白い目で見られて、その上家庭内にまで仕事を持ち込み、作業工賃も得ることが出来なかったからです。
男性
30代
100件ほど。主にYOUTUBE動画の編集、サムネイルの作成になります。動画時間30分以内で2000円~7000円ほど動画編集はセンスが問われ、発注者との好みに相違がありますと編集、サムネイルの作り直し、何度もあります。それが時間的にもきつく対価に見合わないと感じていたため。
現在はNFT事業に関わる仕事をみつけられ、動画編集より稼げている事も理由の一つになります。
男性
40代
1件です。動画の簡易編集として募集がありました。与えられた動画から、自分が作業出来る動画を選び、指定された条件に合うように編集していました。先ずは、単価が安すぎる為です。次は動画編集の技術向上も兼ねての、つもりでしたが、単調な編集を延々と繰り返すだけになってしまいました。
単価が一動画10円のため、入金や出金の手数料で、仕事料が消滅してしまうこともありました。
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