母子家庭で在宅ワークを始めたい、でもどんな在宅ワークがいいのか、ネットを調べると色々出てくるけど、結局何を選んだらいいのか決められない、という方は結構いると思います。
今はネットでいろんな仕事ができる、という話は聞いていても、いざ自分で始めようとすると不安が先にたって、という人もいるでしょう。
ネットのお仕事は、確かに在宅ワークに向いてはいますが、いいことばかりではありません。注意したいこと、気を付けなくて行けないことも一杯あるからです。
結局は、使える時間や自分のもっているスキル、希望する収入など、置かれている状況から選ぶことになるのですが、それでも事前の情報収集は必要で、公開しないためにもとても大切です。
そこでここでは、今始めやすいネットでのお仕事を中心に、母子家庭の方におすすめできる在宅ワークをいくつか紹介します。
WEBライティング
おすすめの理由
自身の経験や本業でのスキルを活かすことができ、スキルアップ次第で高収入も期待できるから。
WEBライティングとは主にWEBメディアやブログ記事などを執筆する仕事です。
記事の内容は多岐にわたり生活に関すること(お金、美容、買い物など)や需要がある専門分野のことなど様々です。日頃から生活に関する内容にアンテナの高い女性の方や仕事で保険や不動産に関する業務に携わっている方は既にWEBライティングで仕事をするためのネタが準備できている状態だといえます。
あとは、実際に稼ぐための技術(ライティングスキル等)を身に付ければ高単価で稼ぐことが可能です。
収入の相場
収入は様々で個人のスキルによる部分が大きいです。
例えば、WEBライティングの仕事を行っていく中では1文字何円といった文字単価とその文字数を乗じたものが実際の収入となります。そのため、この文字単価が低ければ収入は低くなりますし、高単価であれば高い収入を得ることが出来ます。
ざっくりとした相場感を示すと、初心者ライターであれば文字単価1円とした場合、月に3000文字の記事を5記事書いたとして月収が15,000円ぐらいになるイメージです。
平均の就労時間
これも、個人のスキルによるところが大きいですが、先ほどの月収15,000円の人が1記事3000文字を仕上げるのにかかる時間が3時間だとすれば、15時間の労働時間で15,000円を稼ぐことになります。
つまり1記事当たりの作業効率を上げていけば、それだけ労働時間も短くなります。
メリット
特別なスキルが不要(最低限のPCスキルは必要)
自身の強味(趣味や専門分野など)を生かすことが出来る
好きな分野に関することを書いて収入を得ることが出来る
デメリット
文字単価が上がるまでは安い案件をしていかなければならない
WEBライティングである程度稼ぐためにはこの文字単価を上げることが必要不可欠です。しかし、一朝一夕で文字単価が上がるわけではありませんので、クライアントから信頼を得るために最初は安い報酬の案件でも取り組まなければなりません。
注意点
本業の会社の規則などで副業禁止の場合は、実名及び顔写真をネット上に公開しないようにしましょう。
ブログ
おすすめの理由
母子家庭の場合、仕事が終わってからは子供の面倒を見たりとなかなか時間が取れず、副業どころじゃない!と感じる方も多くいるでしょう。そんな方にお勧めしたいのがブログでの副業です。ブログは、やり方次第では月10万以上稼ぐことができます。
ブログは自分で開設し、記事作成をしていきますが、webライターなどのように納品までの時間に囚われることなく、空いてる時間に記事を書くことができるため、子供が寝た後や空いてる時間に少しずつ書くことができるというメリットがあります。
時間に追われることがないのが母子家庭で時間のない方でも始めやすい副業なのです。
収入の相場
最初は1円稼ぐだけでも大変だと言われています。Google Adsenseに申請して許可が降りないと広告収入を得ることができないからです。
しかし、地道に記事を書いていくことで許可をもらい、収益化することができれば1万円は確実に稼ぐことができるでしょう。また、アクセス数を増やせばさらに多くの収益を得ることができます。そのため10万円以上稼げる可能性も全然あり得るのです。
平均の就労時間
最初のうちは1日2〜3時間ほどあれば1記事は書くことができるでしょう。書いていくうちに慣れればもっと短時間でも記事作成ができます。
子供が眠った後の2〜3時間で記事作成を行うなど、自分の空いた時間を使うことで、母子家庭で忙しいママさんも始めやすいでしょう。
メリットとデメリット
先程も説明してきた通り、ブログは時間に追われることなく空いた時間にできるのがメリットです。スキマ時間を有効的に活用してブログの記事作成をすることで収益が得られるので他の副業のように時間を気にせずにできるのが良いでしょう。
しかし、ブログの収益化は決して簡単ではありません。Google AdSenseに申請してから許可が降りるまでに時間がかかります。そのため最初はかなり大変になります。
ブログは長期間、継続していくことで徐々に収益化へと繋げることができます。最後まで諦めずにコツコツと記事作成ができる方は、絶対にブログ副業がおすすめです。
注意点
ブログには無料で始められるものと、有料のブログがあります。無料のブログは始めやすい反面、勝手に色々な広告がでてくるようになっています。有料にすれば広告はでなくなりますが、毎月数百円が必要になります。
そのため、有料ブログの場合は最初は収益化どころか、マイナスになる可能性の方が高いです。初期投資だと思えば良いかもしれませんが、お金をかけたくない方は注意すべきポイントになります。
アンケートモニター
おすすめの理由
アンケートモニターは、少しの時間とパソコンやスマートフォンなどインターネットを使えるような環境であれば少額ですがお金を手に入れられます。またアンケートによっては、小学生以下でも登録が可能なところがあり、母親だけでなく子どもも在宅ワークを手伝うことが可能です。
アンケートモニターは、どちらかというと子ども用品や教育など子供に関するアンケートが多く、子どものいない人よりも多くのアンケートに回答できる可能性が高いので、その分稼げます。
収入の相場
ネット上で回答するアンケートの場合、1件につき2円~5円くらいが相場です時々、1件で40円~50円くらいのアンケートが来るときもありますが、1ケ月のうちでもわずかです。
そのため、収入アップのために狙いたいのは、座談会やインタビューです。
座談会は、決められた会場にいって、食品などの試供品を試し、その感想をおなじように座談会に来ている人と話し合ったり、メーカーの人に意見を言ったりするもので、1件数千円の収入が得られることもあります。
また、子どもを対象としたものが多くあり、母子で一緒に参加したり、あるいは子どもだけで座談会やインタビューに参加することもあります。
ただ場所と時間が指定されているので、遠かったり、時間が合わないときは参加することができなくなります。
インタビューは、面直、あるいはネットのどちらかで行われます。ネットであれば、座談会のように場所を気にする必要がないので、あとは時間の調整となります。こちらも1件で数千円の収入も見込めます。
毎月の収入は取り組む時間や登録しているサイトの数によって大きく左右されますが、多い人では毎月10000円から20000円稼ぐ人もおり、一般的には5000円くらいのイメージです。
メリットとデメリット
アンケートモニターは24時間いつでも時間に関係なくアンケートが配信される可能性があり、途切れ途切れの時間を使うことになります。逆を言えば本業の合間に少しでも時間があればできるものでこれが大きなメリットになります。
一方で座談会やインタビュー以外に関しては多くても1件あたり100円くらいの報酬なので、多くは稼げないのがデメリットです。
注意点
アンケートモニターサイトを見つけたら、1つでも多く登録するのがおすすめです。その分、多くのアンケートに答えることができるからです。
ただ、高額なアンケートはすぐに定員いっぱいになって回答ができない、というケースもあるので、空き時間があればサイトをチェックするようにしましょう。
テレアポ
テレアポというと、電話で営業をかけるから大変というイメージがあると思います。最近では、電話営業だけでなくお客様対応としてのテレアポの仕事もあるので、自分に合った内容の物を選べます。
テレアポには出勤して仕事をするというスタイルもありますが、最近では在宅ワークも多く求人もよく出ています。
おすすめの理由
営業をかけて成功すると固定給にインセンティブが上乗せされます。以前営業職をやっていた、接客業をやっていた、人と話すことが好きな人などは、インセンティブが貰いやすく、頑張ったら頑張った分だけ給料が増えるのでやる気にも繋がります。
収入の相場
収入の相場は月10万前後ですが、扶養内パートやフルタイムパート、様々な働き方をできるのは魅力的だと思います。もちろん営業で成果をあげればあげるほど、収入アップに繋がります。
メリット
電話さえ支給して貰えれば、営業のかけ方は各社マニュアルがあるので、初心者でも始めやすいことです。また研修もあり困った時や分からない時はすぐに聞けるので、在宅ワークのテレアポでも不安になる必要はないかと思います。
営業のパターンはあまりないですが、お客様対応のテレアポの場合は、夜や夜中などの時間帯を募集している会社もあるので、生活に合わせて仕事をすることができるのがメリットです。
デメリット
電話で人と話す事が苦手な人にとっては楽なお仕事ではないでしょう。電話をかけると、誰もが優しい対応をしてくれるわけではありません。そのような時に引きずるような性格だと精神的にしんどくなるかもしれません。
また、電話をかけるので、家でも静かな部屋で仕事をしなければならず、ある程度大きいお子さんで、1人で遊る場合は問題なくできますが、お子さんが小さい場合は1人にすることができず、泣いたりする時もあるので、そういった環境では取り組みにくいのがデメリットでしょう。
注意点
テレアポの仕事を探す際に、給与制度はよく見なければいけません。
時給+インセンティブだと最低の給与は頂く事ができますが、歩合制によるなどと記載されている場合には、よく確認しないと、営業がとれない限り給与がほとんど頂けないということになってしまうからです。
また初めてテレアポの仕事をする際は、わからないことがあれば、どんどん聞くようにします。受け答えの対応で、ちゃんとした会社かどうかもわかるからです。
ハンドメイド品販売
おすすめの理由
・自分のペースで販売できるので、保育園・幼稚園や学校の行事に参加しなければならなかったり子どもが熱を出したりした時も対応しやすい。
・保育園・幼稚園や学校などで「布団カバー」や「レッスンバッグ」などの手作り品を
作るように求められるケースが多く、ミシンや糸などの裁縫セットや余り布がすでにあるので材料の初期投資費用が少なくて済む。
・ハンドメイド品を作ることで自分の子どもにかかる被服費などを抑えることができる。
といった点が挙げられます。
収入の相場
販売するものや数量に大きく左右されますが、例えば月に1000円の品物を20点販売できれば2万円の売り上げとなります。
仮にそこから材料費などの原価(販売代金の30%程度が相場といわれています)と梱包資材や送料などの必要経費を合計した金額を販売代金の50%とすると、月の利益は1万円くらいになります。
作業時間を多く確保できる場合はさらなる収入が見込めます。
メリット
- 子どもを見ながら隙間時間で制作を進めることができる。
- 自分が作ったものが人の目に触れ、購入してもらえるという満足感がある。
- 工夫次第で売り上げを伸ばしたり、スキルを磨いて販路を拡大できる可能性がある。
- SNSやブログなどで話題になれば、ハンドメイド講師になれる可能性もある。
デメリット
- 販売方法や制作のスキルによっては利益が出にくかったり、利益に対して時間がかかりすぎる。
- 自分のペースでの制作とはいえ、お客さんに提示した納期を守る必要があるため、突発的な用事で制作が遅れた場合は深夜や早朝・休日などに作業して間に合わせる必要がある。
という点が挙げられます。
注意点
自分が売り出そうとしている商品にどのくらいの競合出品者がいるのか、どういった価格で販売しているのか、差別化できる要因はどこにあるかなどを綿密に調査する必要があります。
同じジャンルに強力な出品者がいる場合、利益を伸ばすのは難しくなるからです。自分が制作するものの強みは何かをよく考え、それを活かせる商品選びが重要になります。