お金の心配は社会問題にもなっている昨今、学び続けたい学生への経済的支援が2022年4月から新制度として始まっています。
それは、家庭の経済的な理由で学ぶことをあきらめず、進学を視野に入れられる高等教育の修学支援制度です。
この高等教育の修学支援制度というのは、学ぶ意欲のある学生を経済的に支援するために文部科学省が制定した制度で、授業料免除と給付型奨学金の2本柱から成り、令和2年4月に実質的な運用が始まりました。
勉学に意欲のある受験生も大学等に在学中の学生も、条件を満たせば支援を受けることができ、授業料免除と給付型奨学金を併用できるのが大きな特徴です。
実際に、経済的に進学は難しいとあきらめていた、母子家庭をはじめとするひとり親世帯にとって、非常に大きな支援になっています。
ただし注意したいのは、給付型奨学金は進学前に支給を受けられますが、授業料の免除は進学してからの支給になる、ということです。つまり授業料に関して言えば、一旦は自己負担で支払い、その後支給があるということになります。
このことを忘れると、大学に合格したものの授業料が払えない、という事態になる恐れもあり、なんとかして授業料を準備しておく必要があります。
一旦は自己負担ですが、いずれは戻ってくるのでその点では安心ですが、では、いつ支給があるのでしょうか?それによって、生活費のやりくりも変わってきますよね。
そこでここでは、授業料免除の支給はいつ振り込まれるのか、について見ていきたいと思います。
授業料減免の振込時期:基本の流れ

制度上の名前は「授業料免除」ですが、実際には授業料だけでなく、入学金も減免の対象になっています。
入学金も減免されるのは確かに助かりますが、一旦は自己負担しなくてはいけないので大変です。
さらに、入学金と前期の授業料は一緒に収める学校になると、さらに負担は大きくなりますが、なんとか頑張って準備したいです。
主要大学の授業料減免振込時期一覧

授業料減免が振り込まれる目安
授業料減免の支給はいつ振り込まれるかは、細かいに日にちなどは大学によって様々ですが、
授業料減免の支給はいつ振り込まれるかですが、細かいに日にちなどは大学によって様々ですが、前期授業料の場合、4月中に申請して6月に振り込まれる学校が多く見られます。
後期の授業料減免は、入学時に納入しているかどうかで変わる学校もあり、10月~11月くらいが目安です。
授業料減免はいつ振り込まれるか、例をいくつか見てみます。
授業料減免の振り込み時期の例
東京電機大学の場合
大学のホームページで授業料免除について、下記の様に案内がされています。(ホームページより抜粋)
- 入学金・学費は入学前に収めていただき、入学後の手続きを経て減免分を還付いたします。
- 入学金・授業料の減免方法は入学前の納入状況により異なります。
(1)入学前に入学金・前期学費・後期学費を一括で納入された場合
減免額決定後に、減免額分を指定の口座(申請書類にて届け出ていただきます)に還付する予定です。還付の時期は、入学金・前期授業料は7~8月、後期授業料(入学前に年額を一括で納入された場合)は10~11月上旬を予定しております。
(2)入学前に入学金・前期学費のみ納入し、後期学費は納入していない場合
納入済みの入学金・前期授業料については、減免額決定後に、減免額分を指定の口座(申請書類にて届け出ていただきます)に還付する予定です。還付の時期は、7~8月を予定しています。
後期の授業料の減免については、減免額決定後に減免額分を差し引いた学費振込依頼書を送付いたします。学費振込依頼書の発送は10月下旬~11月上旬を予定しております。
授業料一括納入と後期未納入では、前期の授業料免除の振り込みは同じ時期ですが、後期授業料になると、前者は10~11月で、後者は10~11月に申請になっています。
就実大学の場合
2021年では、大学から以下の案内が出ています。(教育学部・経営学部 新入生用)(大学発行の資料より抜粋)
【入学手続金の減免】
日本学生支援機構への申請後、入学金・授業料の減免額(半期分)を返金します。
(手続き方法)
1.日本学生支援機構へ給付型奨学金の申請手続きを行う。(担当窓口:学生課)
2.「授業料等減免認定申請書」を提出する。 ※提出期限:2021年4月30日(金) 提出先:R館1階 提出BOX 3.給付型奨学金の指定口座へ、入学金・授業料(半期分)の減免額を返金します。 (6月末日予定)
【後期分授業料の減免】
後期分の学費は、10月下旬に大学から納付書を郵送する予定です。振込にて納付してください。納付期限:11月末日予定
授業料は、減免後の金額を納めていただきます。
※ただし、日本学生支援機構の認定区分が変更した場合は、授業料の減免区分も同じ区分に変更となりますので、減免額の変更により追加の徴収/返金が生じることがあります。
京都大学の場合
京都大学では、いつ振り込まれるかは次のように決められています。(京都大学発行資料より抜粋。)
【入学金・前期授業料の免除】
①事前申請(「入学料免除・徴収猶予事前申請願)の書類提出)・・・入学手続時
②免除申請(認定申請書等の提出)・・・4月上旬
③進学届の提出(WEB入力)・・・4月上旬
④給付奨学金の採否決定・・・4月下旬
⑤入学料・前期授業料免除の結果通知・・・7月下旬
⑥在籍報告・・・7月下旬
⑦入学料及び前期授業料の納付・・・7月下旬~8月下旬
【後期授業料の免除】
①後期支援区分の確認・・・9月上旬
②免除申請(継続申請書の提出)・・・9月中旬~10月中旬
③在籍報告・・・10月中旬
④後期授業料免除の結果通知・・・1月下旬
⑤後期授業料の納付・・・2月下旬
京都大学の場合、後期授業料の振り込みは年明けと、かなり遅くなっています。
前期・後期の授業料減免振込時期の違い

授業料免除はいつ振り込まれるか、入学金と前期の授業料については7月~8月が目安になりますが、後期の授業料になると、11月であったり京都大学のように年明けなったりと、結構幅があります。
ただこれも目安で、年が変わると見直される可能性もあり、確実と言うわけではありません。進学する大学に授業料免除はいつ振り込まれるか、必ず確認しておきましょう。
よくある疑問:授業料減免の振込時期Q&A

Q. 授業料減免の申請はいつすればいいですか?
入学時の場合、多くの大学では4月上旬〜中旬が申請期間となります。具体的な期間は大学によって異なるため、必ず進学先の大学に確認しましょう。後期分は9月〜10月頃の申請が一般的です。
Q. 授業料減免の振込先はどうなりますか?
給付型奨学金の指定口座に振り込まれるのが一般的です。大学によっては別途、減免用の振込口座の届出が必要な場合もありますので、申請時に確認してください。
Q. 入学金も減免されますか?
はい、高等教育の修学支援制度では入学金も減免の対象です。ただし、入学金も一旦は自己負担での支払いが必要で、後日返金される形となります。
Q. 授業料減免の金額はいつわかりますか?
日本学生支援機構の給付奨学金の支援区分が決定してから、具体的な減免額が確定します。多くの場合、4月下旬〜5月頃に決定通知が届きます。
Q. 一括納入と分割納入では減免の時期が変わりますか?
はい、大学によって対応が異なります。例えば東京電機大学の場合、一括納入では後期分も10〜11月に還付されますが、分割納入の場合は後期納付時に減免額を差し引いた金額を支払う形になります。
Q. 減免額は途中で変更されることがありますか?
はい、日本学生支援機構の支援区分が変更された場合、それに応じて減免額も変更されます。その場合、追加の徴収や返金が発生する可能性があります。
Q. 減免が振り込まれるまでの授業料はどうすればいいですか?
以下の方法を検討してください:
- 教育ローンの一時的な利用
- 大学の授業料納付の猶予制度の利用
- 家族からの一時的な借入
期間は限定的ですが、必ず返金されますので、一時的な工面の方法を事前に考えておくことをお勧めします。
Q. 振込時期の確認方法を教えてください
- 大学の学生課や奨学金窓口に直接問い合わせる
- 大学のホームページで修学支援制度について確認する
- 入学手続き書類に同封される案内を確認する
特に初年度は大学によって対応が異なるため、必ず直接確認することをお勧めします。