在宅ワークには色々な種類がありますが、昔からある在宅ワークに「シール貼り」という仕事があります。
昔は在宅ワーク、なんていう言い方はなくて、「内職」と呼ばれていた頃からあるので、年配の方なら一度は聞いたことがあるかもしれません。
最近はネットを使って始める在宅ワークが多数を占めていますが、それでもこのシール貼りという仕事はなくなりません。デジタルが発達した現代でも、このアナログな仕事はまだまだ健在です。
ネットの仕事は確かに沢山あるけれど、パソコンは苦手という人や、キーボードを打つのは難しくて、という人もいるでしょう。そういう人が何か在宅ワークをしたい、という時に、シール貼りは手軽に取り組める仕事のひとつでしょう。
では、シール貼りの内職をしてみようと思った時、実際にはどういう仕事になるのか?そして収入はいくらくらいになるのか?そこがどうしても気になりますよね。
そこでここでは、シール貼りというのは具体的にどのような仕事をするのか、収入はどれくらい期待できるのか解説していきますので、シール貼りの仕事を考えている方は、是非参考にして下さいね。
家に届くシール貼りの内職とは?
シール貼りの内職に関してはいろいろな募集があります。そのすべての募集で全く同じ仕事内容ではないかもしれませんが、実は大部分は共通しています。
基本的には、シールとその台紙が家に届く形となり、実際に家に届いたらひたすらシールを台紙に貼り、そして送り返す、というものがほとんどです。
シールを貼る位置は依頼主から指定されているので、ズレがないように、そしてはみださないように、ある程度丁寧に貼っていかないといけませんが、それほど難しい技術が要求されるような仕事ではありません。
仕事と言ってもやるべきことは非常に単純であり、誰でもできる仕事といった雰囲気に感じられるでしょう。
そのため、仕事内容に関しては単純作業になってしまい、飽きやすいという点はあるかもしれませんが、難易度としてはそんなに高い作業ではありません。
シール貼りの仕事は、特別なスキルや経験は必要なく人と接する必要もないので、誰でも始めやすいのが一番の特徴でしょう。
また、仕事の材料は自分の家に届くので、待っているだけで済むのも助かりますよね。送り返すには郵便局などに行かなくてはいけないことが、デメリットといえばデメリットでしょうか。
逆に単純作業で済むことから、空き時間にコツコツと、という働き方をすることもできるので、まとまった時間を取るのが難しい母子家庭の方にはピッタリの仕事かもしれません。
ただ、実際にこのシール貼りの内職をするにあたっては、どれくらいの収入が期待できるか、が重要ですよね。少しでも家計の足しにと考えているのなら、尚更です。
そこで次に、シール貼りの収入について、いくらくらいが期待できるのか、見ていきます。
家に届くシール貼りの内職の収入はいくら?
まず最初に、シール貼りの内職は基本的には満足のいく収入を得ることは難しい、と言わざるをえません。
その一番の理由は、やはりやっていることが単純作業で、誰でもできるような仕事内容だからです。誰でもできるイコール報酬は安い、というのは至極当然なことで、どうしても多くの収入を得るのは難しくなります。
また、自宅で誰とも会わないで仕事ができるという面も、仕事をする側にとってはメリットになりえますが、これもまた、単価が非常に安くなる理由のひとつです。
ほとんどの場合、アルバイトやパートなどのほう方がかける時間当たりの収入はよく、シール貼りの仕事は効率を見る限りは、あまり良いとは言えません。
そのため、量をかなりこなしても大して収入が増えていかない可能性が高く、満足いく金額は基本的には難しいと思っておくのがよさそうです。
だからこそ、収入に関して不満を感じるかもしれない状況でも納得できる、続けられる人じゃないと厳しい仕事と言えるかもしれません。
現実的には、毎日かなりの数をこなしたとしても、月に1~2万円程度が相場というケースが多いでしょう。母子家庭でシール貼りのを内職を考えている方は、この収入でも当面は助かるというのであれば、やってみる価値はあると思います。
家に届くシール貼りの内職が向いている人とは?
シール貼りの内職に関しては、どれだけ多くの収入がもらえるかということより、いかに簡単に収入を得られるか、を重視したい人に向いている仕事です。
そのため、多くの収入は望めなくても気にしない、少しの収入があればいい、と思えるのであれば、特段のスキルや能力は不要で始めやすい、人と会わずに済む、自分の空いた時間にすぐに取り組める、このシール貼りの仕事は向いているでしょう。
視点を変えてみれば、まとまった空き時間はとれないけど、一日の中で空き時間はたくさんある、その空き時間を活かして少しでも収入になることをしたい、という方なら、手軽にできる仕事として向いていますよね。
自分の生活パターンにうまく当てはまるのであれば、在宅ワーク、副業としてもアリでしょう。
家に届くシール貼りの内職の意外なデメリットとは?
シール貼りの内職を始めると、シールと台紙が大量に段ボールに入って定期的に家に届くことになります。そして、貼り終わったシールの台紙は再び段ボールに詰めて、全部のシール針が終わるまでの間、しばらく保管しておく必要があります。
段ボール以外で家に届くケースもあるかもしれませんが、どちらにしても保管をしておく必要があるので、そのためのスペースが必要になってきます。
つまり、この仕事をしている間は、どうしても家の中で一定のスペースが必要になり、部屋の中が狭くなってしまいますが、これは、人によっては大きな問題になるでしょう。
母子家庭で賃貸に住んでいて1LDKくらいの間取りでは、かなり窮屈になっていまうかもしれません。作業は簡単な仕事ですが、スペースは取る、これがシール貼りで見落とされやすいデメリットです。
そういったデメリットも考えられるので、実際にシール貼りの内職を始めたいと思っている人は、あらかじめ確保できるスペースを確認しておく必要があります。
かなり大量のシールや台紙が家に届く可能性もありますし、予想以上に家の中のスペースを占領する可能性もあるため、どうしても考慮しておかないといけない部分です。
家に届くシール貼りの内職をするかどうか迷ったときは?
シール貼りの内職は、収入はそれほど多くない、家に届く仕事の材料が場所をとるなどのデメリットはありますが、誰でも始めやすい、スキルや経験などはいらず、人と接する機会もないというメリットもあります。
こういった部分をトータルで評価して、自分にとって選ぶべき仕事か?どうかを判断していきましょう。